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お知らせ

フィリピン視察

  • プロデンシャル エンプロイメント エージェンシーインク 藤本哲児 ディレクター
  • 意見交換会
  • JETRO 石原孝志 所長
  • 意見交換会
  • 会場となったFabbit
  • 満福ステーキ 早野 社長
  • 左:STUDIO KAY International Corpo. Keiko Tachibana右:Magonote Global Corp. Junichi Jack Fukui Director
  • 左:JNTO延川大樹 Director,藤内大輔 Executive Director

2月4日~6日フィリピン視察を行いました。
日本へ介護人材送り出し機関のプロデンシャル エンプロイメント エージェンシーインク 藤本哲児 ディレクターより実状と一年前の視察後の試験制度の変更点等を教えていただき意見交換会しました。
介護試験に関しては問題なくクリアができるが、 日本語能力試験※①重視しすぎると介護人材の不足は解消されず給料も諸外国の方が高く設定されるため人材不足解消には繋がらない。日本の現場でチームをつくり介護を行う仕組みを作ることで日本の現場が変わっていくのではないだろうかと力説されました。
※①N5取得に4か月間N4はそこから2か月間N3(日本が求める人材)になると1年から1年半は最低取得にかかる。日本の介護福祉士を取得するにはN2ないと厳しい。

JETRO石原孝志 所長
フィリピンは所得と地域格差が物凄く大きく(GDP比率は70:15:15ルソン地方・リザヤ地方・リンダナ地方)ルソン島の首都圏で40%その他ルソン島で30%となっている。また、年間平均所得は首都圏で9000$首都圏以外3000$以下で歴代の政権からの課題である。人口の10%は出稼ぎに行っており、年間3兆円ほどフィリピンに送金がされており(国のGDPの10%にあたる)、国の一大産業となっている。家族構成としては、5人の家族で大人2人が稼ぎ日本円で8万から9万円で家計を維持し、海外からの親族の送金によってバイクや車、白物家電購入に充てている。食事とアルコールは一緒に摂取することは珍しく、SNS(FBInstaglam)が非常に人気で外食時は食事をシェアできる店舗を好む。コールドチェーンに関しては、首都圏のみならば問題はないが、店舗での取り扱いに関してはまだ教育が行き届いていないこともあり不安な面がある。日本の和牛を輸入の課題としては、一頭買いをして部位ごとにカットして売りさばくことで利益を出せるのだが現地で捌く人材がいない。また、食べる部位が限られることで割高になり一部の富裕層のみの消費に限られてしまう。

満福ステーキ 早田社長
日本で生産するから「和牛」であり「WAGYU」は全く違うものであると断言する 満福ステーキを経営する早田社長にお話を伺った。 肉の賞味期限冷凍は2年冷蔵は55日で格付け後出荷まで2週間ほどかかる。現状の賞味期限では冷蔵でフィリピンへ輸送手段としては航空機に限定される。冷蔵賞味期限の延長を考えれるならば、船での輸送に切替ることができ、値段も現在の半分にすることが出来る。店では一頭買いをし、フィリピンで馴染みのない部位も提供することで、安く提供できる。そのため、多くの所得層に向けて販売が可能。今後多くの輸入を考えるならば、一頭買いを行いカットできる人材を現地で育てることも必要である。最後には、熊本県「あか牛」も今後提供をしていただけるということで視察を終了。

JNTO藤内所長よりインバウンドについて訪日フィリピン人は50万人以上いるが、現状の課題としては、VISAが必要だということ。また、熊本の認知度は低く、認知度上昇の為には、Twitter・FaceBook等のインフルエンサーを利用して認知度をあげていくことが重要だと感じました。日本でフィリピンをターゲットとしている自治体は少ないので、現地での窓口をつくるなど体制強化を行い熊本の魅力を発信しインバウンド強化の取組を行う。

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